福祉

自己肯定感とは

最近、よく自己肯定感が高い、低いという言葉を聞くようになりました。

ありのままの自分でいいんだ、生きてるだけで価値があるという感覚の事です。

私は、非行時代、両親が共働きで小学校の低学年の頃から寂しさを感じていて、家庭ではなく友人や外の世界に楽しさを求めていくようになりました。

その頃から、悪いことをするようになり、両親からは、なぜ兄弟の中で、お前だけ変な事をするんだ、恥ずかしいと言われていました。

そんな、両親に自分はこんなに寂しいのに全然気持ちを分かってくれない、とさらに反抗心を持ち、もっと困らせてやろうなどと思ったりしました。

またそんな両親を困らせてばかりの自分にも、情けなさも感じていて、自分は価値がない人間なんだと思ったりしていました。

まず、目標が無い。目の前の楽しそうな遊びだけを見て、毎日を過ごしていました。

私は、先輩や同級生などから暴力を振るわれた事もあるし、自分も振るったこともあります。しかし、両親からは、どんなに悪いことをしても一度も暴力を振るわれた事が無いのです。

後から、振り返ると両親の我慢強さや、愛情の深さに驚くばかりです。

中学時代、深夜まで遊んでも、両親は怒りはするのですが、最後は言っても聞かないと思ったようで、とにかく無事に帰って来さえすればいいと言って心配して待っててくれるようになりました。

高校時代は、平日でも彼氏の家に泊まり、朝方自分の家に帰り、着替えて学校へ行くという日々でした。

母は、朝私が帰っていないと、彼氏の家に電話をくれて、起こして欲しいなどと彼氏の母親に頼み、登校を促してくれました。

そんな、私が高校3年の夏休みに妊娠が判明しました。私は、高校は子供を産んでからでも行ける、とにかく産みたいと泣きながら意思を伝えました。

両親は、私の意思を尊重し、高校へも話し合いをしてくれ、先生方も当初は退学の話も出ていましたが、卒業まであと半年なので、とみんなで支援体制を作ってくれたのです。

圧倒的に、常に寄り添い支えてくれた両親の愛情に本当に頭が上がりません。

たくさんの人に支えられ無事に高校も卒業でき、子供も出産することが出来ました。

が、色々な事情ですぐに離婚することになり、出戻りとなりました。

その時も、子供は絶対に母親の元で暮らした方がいいと、育児への協力と世間体を気にするなと言って、私を迎え入れてくれました。

こんな私に、常に力をくれ、最大の愛情をもって支えてくれたのです。

その時に、私はなんて親に愛されていたのだと感じる事が出来ました。

幼い頃の、ひとりで寂しい思いをしていた私の気持ちは、子供を育てる事で解消されていきました。両親に一緒に子育てを、協力してもらうことで、私自身も育て直しをしてもらったのだと思っています。

子供を育てるなかで、自分自身も努力していく事や、目標を持ち成長したいと、向上心を持てるようになりました。

そして、自信がなかった私ですが、少しずつ自分の生き方や、自分の経験にも自信を持てるようになりました。

さらには、やはり、社会福祉士に合格出来たことは大きな自信に繋がりました。

自分は、ずっと高校受験にも失敗したし、勉強をしていない学生時代を過ごし

頭が良くないと思っていたので、合格出来たことは、やれば出来る、と言うことと

そんなに、頭悪くなかったんじゃないか、と思えたのです。

人よりも頭が悪いと思っていたので、人よりも倍、勉強しようと努力することに繋がったのが良かったと思いました。

元々の両親からの愛情に加え、常に私の意思の尊重、チャレンジを応援、育児や家事を協力してくれた事、どんなに失敗しても励まし支えてくれた事。

そのたくさんの出来事が私の自己肯定感を上げてくれました。

私の、子供はもちろんですが、私と同じように非行や色々な問題を抱えている子供になにか少しでも、自信をつけてあげられるような人になれたらと思っています。

ABOUT ME
gumi
中、高非行系少女。10代で出産。様々な経験を経て、令和2年社会福祉士、令和3年公認心理師取得。小さい頃から本が大好きで、本に助けれられ、本から人生のスキル、行動する力をもらってきました。本の力を信じている私が、読んだ本や、日常の出来事、ちょこっと役立つ福祉や心理についてお伝えしていきます。 誰かの人生が少しでも良くなってくれたら嬉しいです。